映画「鶴八鶴次郎」が手に入りましたので、配信いたします。
劇中の新内は、雨季替手はなく、鶴次郎(長谷川一夫)鶴八(山田五十鈴)が
新内の師匠のところで、稽古して、本人たちが唄も演奏もしています
昔の役者や女優は、芝居プラスのお宝が沢山ありました
三味線も歌も上手く、素晴らしいですね
あらすじ
第1回直木賞を受賞した川口松太郎の同名小説を映画化した成瀬巳喜男監督の名作、長谷川一夫と、溝口健二監督山田五十鈴が主演している。物語は明治から大正初期にかけて人気の絶頂にあった新内の名コンビ・鶴八鶴次郎の愛情と芸道との葛藤を描く。芸の話となると互いに一歩も退かない二人の、想いを胸に秘めながらの喧嘩沙汰がもどかしく、芸人の厳しさを知った鶴次郎が、自らを犠牲にしても鶴八を幸福な家庭生活に収まるように仕向けるラストが切ない。風景のショットの連鎖などにサイレントの名残りを見せる演出が印象的である。
映画はこちらからご覧ください
長谷川一夫 当時30歳 山田五十鈴 当時21歳
小唄は、この芝居の最後の幕切れのところを、唄っています
小唄はこちらからお聞きください
小唄「鶴次郎」 唄・春日とよ福美
河上渓介詩、春日とよ曲。昭和十五年作。
心して 我から捨てし 恋なれど 堰きくる涙 堪えかね
憂さを忘れん 盃の 酒の味さえ ほろ苦く
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