藤十郎の恋

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今日の小唄徒然草は、藤十郎の恋を題材とした小唄と映画をお届けします。

小唄「お梶」唄・春日とよ栄芝
和事なら 天下無双の藤十郎様の 仕かけた恋は うらはらの
罪な 芝居の筋書と 知るによしない 女気の
心の舵(梶)のとりちがい ふっと吹き消 絹行燈の
消えてしじまの通り魔か 鴨の河原の川底へ
泣いて沈んだ めんない千鳥

 

菊池寛 作 監督 黒澤明

映画「藤十郎の恋」

主演の「藤十郎」は、その当時、飛ぶ鳥を落とす人気の『長谷川一夫」当時30歳
相手役の「お梶」は、往年の化け猫女優「入江たか子」当時27歳
それにしても、昔の女優や俳優は、銀幕のスターの名に恥じない、美しさです、それに衣装の着物が今の着物の違って、映画全盛期の資金があるときの衣装だから
豪華でボリュームがあり、贅沢この上ない、また、着付け方が、嫌らしくなく肉感的で、ほどよく、着くずしていて、江戸の上品な女性になっている、以前、女優の太地喜和子さんがこういう着付け方をしていたが、それ以降、この着付け方ができる女優は出てきていない人で、こういう着付けをできる人は、赤坂芸者の赤坂の育子さんだけが、こういう着方ができる唯一の人と思う

また、劇中藤十郎から近松が頼まれた脚本は「大経師昔暦」(おさん茂兵衛)

小唄 当代珍らし(おさん茂兵衛)
唄・ 春日とよ

当代めずらし、派手姿
いろよき花の二人連れ
はや 2ン月(にんがち)の 頃かとよ
おさん 茂兵衛は かくばかり
いかに 茂兵衛どん おさんさん
明日は丹波へ 落ちてもみましょ
静かにござんせ そろり そろりと
おさんと茂兵衛 丹波へおちやる
後に続いて 追手の方々
おさん茂兵衛は、逃しはせじと
からめてとって ひっ立て
都へわたいた

では、菊池寛作 監督:黒沢明 映画「藤十郎の恋」をごらんくださ

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