小唄徒然草45 吉田草紙庵(よしだそうしあん)作曲5

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小唄徒然草45 吉田草紙庵(よしだそうしあん)作曲5

勧進帳 本調子(月の都)

月の都を立ち出でて 身は篠かけの旅衣
紫香うりんどうも 叩く時雨にうなだれて
今は露おく鬼あざみ 深き情けの関越して
気も晴れ渡る花の道 飛び六法の蝶ひとつ

青柳の糸より 本調子(仮名屋小梅)

青柳の糸より 胸のむすぼれて
もつれてとけぬ 恋のなぞ
三日月ならぬ酔月の
うちの敷居も高くなり
女心のつきつめた
思案のほかの無分別
大川端へ流す浮名へ

長兵衛(阿波座烏)鈴ケ森 二上り

阿波座烏は難波潟
藪鶯は 京育ち
吉原雀を羽がいにつけ
江戸で男と立てられた
男の中の男一匹
いつでも訪ねて 御ぜえやし
影膳据えて 待って居りやす

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