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小唄 桜さくらと
桜さくらと浮かれていつか 通い廓に誘われて 花も実もある揚巻が 想いそめたる裲襠に かくす男の裾模様。
小唄 木枯らしの(吹く夜)
木枯らしの 吹く夜は、物を思うかな、涙の露の菊重ね 重ぬる夜着も一人寝の、更けて寝ぬ身ぞ やるせなや。
小唄 いざさらば
いざさらば 雪見に転ぶところまで
連れてゆこうの向島 梅若かけて屋根船の
粋な世界じゃないかいな
小唄 つれなくされし
つれなくされし淋しさに、つい愚痴になるこの頃は 浮世の義理も五月雨や、鳴かぬ日ぞなき時鳥。
小唄 可愛お方
かわいお方を はるばると 田舎へやって 案じられ おかわりないか ご無事かな もし そうじゃいないぁ そうじゃぇ あのなぁ どうじゃいな
小唄 降る雪
降る雪に やや消えかかる 足跡や 二の字の主の面影が 目にちらついて 消えぬ きぬぎぬ
小唄 散るは浮き
散るは浮き 散らぬは しずむ もみじ葉の 影は高尾か山川の 水の流れに 月の影
小唄 春の夕べの
春の夕べの手枕に、しっぽりと降る軒の雨、濡れて綻ぶ山ざくら、花がとりもつ縁かいな.
小唄 初雪(向島)
初雪に降り込められて向島 二人が中に置炬燵
酒の機嫌の爪弾きは 好いた同志の差し向かい
嘘が浮世か浮世が実か 誠くらべの胸と胸
小唄 水さしの
水さしの二言三言言いつのり 茶杓にあらぬ癇癪の わけ白玉の投げ入れも 思わせぶりな春雨に
茶巾しぼりの濡れ衣の 口舌もいつか炭手前 主をかこいの四畳半
嬉しい首尾じゃないかいな
小唄 雪のあした
雪の旦(あした)の居続け誘う 待乳の鐘や鴎鳴く 絶えて久しき舵の音 流れ流れて行く末は 君が縁のもやい舟
小唄 雪はしんしん
雪はしんしん 夜も更けわたる どせ来まいとおぉ~ まんなかえ ひとりごろりと 肘枕、なんどきじゃ あぁぁ 寝入られぬ
小唄 浅黄染め
あさぎ染め あさぎ染め 元の白地にして返せとは 洗い立てして 切れる気か
小唄 竹に雀は(しなよく)
竹に すずめは しな良くとまる さて とまらぬが色の道 私ばかりが 情たてて 思うお方の 面にくや ヨイヨイヨイ ヨイヤサー ソレー
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